2023年12月5日火曜日

 宮城県ケアマネ協会仙台支部でございます。


令和5年10月14日(土)東北福祉大学東口キャンパスにて、ソーシャルワーカー協会共催にて
「在宅医療・介護における意思決定支援とACPの実践」をテーマに、やまと在宅診療所あゆみ仙台 医師 島 由衣 先生とMSW 佐藤 卓 氏を講師に迎え、在宅診療を担う現場から事例をもとに講演を頂きました。

 ACPとは将来の変化に備えて、将来の医療及びケアについて、利用者を主体に、その家族や親しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、利用者の意思決定を支援するプロセスのことで、ACPを始める時期、価値観について、健康な時期から話しをしていく。また、早すぎると不明確であることが多いものの、遅すぎると行われないことが多い事。具体的には介護保険申請時期、入所時、退院時等、意思決定能力がある期間に複数に分けて行うことが必要である事を学びました。





 ACPについては、一度決まったからそれが不変というものではなく、状況に応じて本人、家族、関係機関と連携し、何度も話し合い、状況に応じて変化していくものであること。話し合いは状況に応じて継続的に行い関係性の構築を重視すること。

 良好な関係性が無ければACPは、つらい体験に繋がってしまう。どのような経過を踏まえ現在に至ったのか生活背景、プロセスを重視することが重要であり、これらの経過を踏まえて関係機関と連携を図り、統一した見解を持つことが重要であることを、ソーシャルワーカーの方々と学べる貴重な時間となりました。


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